永続的効果のダイエット
ダイエットとは、女性からは永遠のテーマであり、近年では、メタボというキーワードで男性からも意識されています。太る原因は余分なカロリーの過剰摂取という考えから、方法としては食事制限と運動の二つが挙げられ、現在まで、あらゆるダイエット法が生まれては、ブームとして消えていきました。しかし、継続できるかも含めて、良い効果があげられれば、ブームで終わる事は無いはずです。
バレエダンサー、書道家、茶道家、武道家等の人をイメージした場合、年齢や体質の多少の差はあれど、肥満をイメージする事はほぼないと思います。これは、書道茶道の運動の分野ではない人もいる事から、カロリーを基本にしたものではなく、このような人が身につけている何かが、肥満にならない要因であると言えるのではないでしょうか。
食事や運動に縛られる事なく、肥満にならないその要因は、姿勢と動きにあります。
人間本来の正しい姿勢では、骨格で体重が支えられ、筋肉はいつでも動き出せる準備ができています。しかし、現代人のほとんどは、生活習慣から姿勢が崩れ、一部の筋肉は崩れた姿勢を支える為に硬まり、また一部の筋肉は緩み過ぎて動きについて行かない状態になっています。
つまり、正しい姿勢では、日常生活の動きだけで、筋肉が効果的に使用されるのに対し、悪い姿勢では、運動の効果は得られにくい事になります。
また、上記イメージに挙げられた人達は、繊細に正確に力強く、身体や手先を動かす使い方ができます。これは、体幹の力を効率よく末端に伝える技術であり、全身の連動が必要とされます。
つまり、あらゆる動きに対して、部分ではなく、全身を効率よく動かせている事となります。
また、正しい姿勢における背骨の生理的的湾曲からは、胸骨があがり骨盤が前傾します。
結果、ウエストがくびれ、バストアップとヒップアップがされた形となります。
ヒップアップした人は、それほどお腹いっぱいには食べなく、食べ過ぎると気持ち悪いと体が訴えてきます。
そして腸骨の弾力を保持する事でホルモンバランスが促され、50代を過ぎた後でも太る傾向を抑えられます。さらに、正しい姿勢には、内臓の圧迫がなく、緩やかな呼吸も生まれ、代謝を促します。
よって 身体の内側からも新陳代謝を促進する効果が得られます。そして、一度体に身につけてしまえば、意識する事なく、永続的に効果が得られます。
身空では、人間本来のダイエットの視点からも、以上の効果を身につけられる練習を行っています。