生涯使える身体技術(道)
スポーツのスター選手と武道の達人を思い浮かべてみて下さい。
恐らく、スポーツでは20代~40代 武道では40代以上の年齢の人が浮かんだと思います。
武道に限らず華道、茶道、書道等、道がつくものを目指す人には「現役」という制限がありません。
これは、勝敗ではなく、それぞれの道を通じて、心と身体の統一を目的としている為です。
道の由来は仙道からきており、真理を得て悟りを開く為の手段であるという事です。
つまり年齢によって衰える事なく、一生を通じて求めるべき内容が道の中に含まれています。
武道においては数千年の歳月をかけ命をかけて研究されてきた心と身体の操作であり
体格や年齢に影響されることなく人間が持つ身体機能を最大限に発揮させる護身と殺傷を含む技術です。
護身と殺傷という内容から、技術の真髄は秘伝として一部の人間にしか伝承されず、
競技というスポーツとして広まった現代武道においては、技の内容も独自のものとして発展しました。
しかし、人を殺傷する事が必要なくなった現代においては、道である活人術としてその秘伝を活かす事が武道の役目とも思えるのです。
身空では、武道を通じて誰もが生涯活用できる人間本来の身体機能を発揮させる活用技法を習得します。