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筋肉の口伝 「其の③」

筋肉の口伝

前回の
身体の使い方で人生が変わる 筋肉の口伝 「其の①」では
筋肉を上手に扱うには正しい姿勢が重要である事。
身体の使い方で人生が変わる 筋肉の口伝 「其の②」では
屈筋と伸筋を使い分ける事が
効率の良い筋肉の使い方である事をお話しました。

今回は屈筋と伸筋の性質について
掘り下げてお話しようと思います。

ちょっと見なれない言葉がでてきますが
少しだけ辛抱して下さい^^;

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力を込める、体を曲げる等、
動作を行おうと意識して使われる「屈筋」。

この屈筋は主に体の前側についています。

腕をググッと曲げた時の力コブ。
筋トレの代名詞でもある、お腹の腹筋や胸の大胸筋等。
鍛える事で大きくなりやすい、マッチョな筋肉です。

この筋肉には速筋という筋繊維が比較的多く含まれており
瞬発的に大きなパワーを生み出します。

ですが、速筋のエネルギーに使う糖質は
代謝時に乳酸が生まれるので
すぐに疲れてしまい長続きできません。

ロシア/アフリカ/北アメリカ等は元々狩猟民族でした。
獲物を仕留めて生活をしていた為
素早く大きなパワーを出す必要があります。
だから、体つきが元々マッチョなんですね~。

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対して、
力を放つ、体を伸ばす等、
姿勢を保持する為にも使われる「伸筋」。

この伸筋は前に倒れそうな体を引っ張る為
主に体の後側についています。

首肩背中にかけて広がる僧帽筋や
力コブとは逆側にある上腕三頭筋等です。
大きくなりにくい筋肉の為
鍛えるとしなやかでスリムな体型になります。

遅筋という筋繊維が比較的多く含まれており
体を支える筋肉だけあって、スタミナがあります。

又、脂質をエネルギーに使い、有酸素運動で代謝します。
つまり、体の脂肪を消費してくれるんです。

この筋肉を使う程、脂肪が落ち、しなやかでスリムになる、、、
奇跡のような言葉の並びです^^

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でも、重大な問題があります。
伸筋は、4足歩行から2足歩行の人間に進化するに伴い
体を支える為に除々に発達していった筋肉なので
ほとんどの人が使いこなせていないという事です。

その伸筋を使いこなせているのが
トップアスリートと呼ばれる人達。

浅田真央さんは、
体重が地面を押す反作用の力を使い
伸筋を利用してジャンプしています。
なので、ジャンプ前にぐっと力を溜める外国人選手に比べ
真央さんのジャンプは、ふわっと軽やかです。

イチロー選手は
体重を重心の移動を利用して力に変えます。
伸筋を使って体重をバットに移す事でパワーとし
意識をコントロールにまわす事ができます。

体重を利用するって、、何っ??と思われますが
伸筋とは「放つ」ように扱える筋肉なので
自分の中にある要素を外に伝える事ができるんです。

↓↓↓こちらの動画で、その例をご覧ください↓↓↓

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動画が映らない方はこちら
https://youtu.be/PIFqdBDiGUk
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筋力に頼る外国人にとって
この力を込めなくても
驚くようなパワーを生み出せる
伸筋を用いた体の使い方は
まるで魔法のように思えるでしょう。
ワォ!ジャパニーズミラクルというやつです。

日本には、この体の使い方が
礼儀作法や武道の中に隠れており
古来より伝承されてきていたんですね。

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Posted by shinku