一日に考える事の95％は昨日と同じ事

ビジネス書を見ていると、何件もの仕事を同時に抱えている人を見かけます。
そのような人程、仕事以外のプライベートも充実しています。
以前は、どうしてそのような事ができるのかと疑問に思っていました。

現在、私は、デザイナーの仕事を本職としていますが
空手道場を主催したり、整体やネットショップ等もしてみたりと、
目的に関連する項目内にて様々な活動を行うようになりました。
そして気付いたのですが、
物理的な時間さえコントロールできれば
行う物事が増えたとしても、精神的な負担にはならず
逆に物事が好循環をもたらすようになったのです。

人が一日のうちに考える事の95％は昨日と同じ事だそうです。
さらに一日の45％は脳のデフォルト機能として
今の現状ではなく、過去の記憶や未来を想像しています。
（この状態をマインドワンダリングといいます）
つまり、いつも無意識に考えている思考時間を使えば
他の物事を考える事が十分にできるはずです。

失敗や不安等の感情は、マインドワンダリングの中に何度も現れ増大していきます。
さらに、その反復思考はネガティブな感情をもたらし易く、鬱へと発展していきます。
ですが、一つの思考に疲れたら、次の別の行うべき物事を考え、
脳の切り返しを行うようにしながら様々なカテゴリの物事を考える事は
脳のデフォルト効果に繋がると共に、常に行うべき物事や発見を自分にもたらし
今に集中し意識を置く事ができます。
 
過去や未来の心のさ迷いに評価や判断を加えずに
今現在に戻ってくるようにすると、ネガティブな思考は勝手に消えていきます。
これを仏教では「覚触 ＊かくそく」といい、座禅はその修行にあたります。
そして、武道も「覚触」を得る為の身体を通した修業でもあります。
 
このような事を考えると、
なるほどな、自発的に様々な物事を行っていくって
脳にとっても精神にとっても、好都合な事なんだな～と実感するのです。

昨日と違う一歩ってとっても大事
今に集中する事ってとっても大事

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