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「虎砲」の再現

虎砲

僕は高校生の時に空手を習い始めました。

その当時「修羅の門」という漫画があり
手を触れたまま相手を倒す(虎砲)という技に憧れ
漫画内での練習方法と同様に
下げた布団に手を触れたまま突きを打つ等
見よう見まねで練習をしていました。

もちろん、まったくできる気配もなく
漫画の中だけの神秘的な技だったんです。

それから20年
ある出来事がきっかけで
解剖学、力学、整体、柔術、等
身体に関する様々な技術と学問を学びました。

そうして様々な本を読みあさる中
一つの文書が目にとまりました。

それは、中国拳法の大家(達人)が
紐で吊り下げた板を触れたまま割る技を
披露した事があるというものでした。

その文書を見た時に直感したんです。
(今の僕にならできるかも知れない、、)

固定した板を触れたまま割るなら
中国拳法の寸勁や
ブルースリーのゼロインチパンチ等
映像でも見た事があります。

でも、これは、吊り下がった板。
対象が軽い為、重さをぶつけるだけでは
板が後ろに飛ぶだけで割れてはくれません。

その為、重さと共に
鞭を振るような瞬間的な衝撃力が必要でした。

触れた状態から鞭のような衝撃を与える幻の技。
それは、高校の頃に夢見た(虎砲)と同じものです。

その技を完成させる為
重心/丹田/骨格/呼吸 等
技のレシピを完成させるように
体の細部の動きの検討を重ねました。

そして実際に
吊り下げた板の試割を行ったのが
こちらの動画です。

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動画が映らない方はこちら
https://youtu.be/Sp67EDd3LgY
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見た目は結構地味ですが、、、
実は高度な身体操作が必要です。

下半身が動画に映っていないですが
この技術は下半身の状態が大切となります。

体重が50kgもない僕が
このような事ができるのも
体格ではなく、技術によるものです。

だから武術は誰でも強くなれるんです。

僕が習っていた空手道場は「和道会 技道塾」
師範が「空手は技だ」とおっしゃっていた言葉は
今になると、深く身に沁みます。

素敵な体の使い方

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Posted by shinku